学術研修会に参加して

水 田 広 記

平成24年3月17日(日)に柔整会館にて冬季学術研修会が開催されました。
第1部は会員の太田広幸先生による「受傷筋以外の筋肉へのアプローチによる腰部捻挫治療の一考察」という内容の発表でした。

疼痛が著明な場合に患部にアプローチするのではなく腰部に関連する大腿部やその他の筋肉にアプローチし、疼痛の軽減および可動域改善がみられた症例を発表されました。
第2部の特別講演は講師の先生に医療法人せと山荘クリニック院長の新原勇三先生をお招きしての貴重な講演でした。

演題は「柔道における頭部外傷・頸部外傷について」という内容で、柔道4段でもあられる新原先生は全柔連医科学委員会特別委員をはじめ日本ラグビー協会、日本アンチドーピング委員なども兼任されていてスポーツ現場での頭部外傷の意識レベルの見極め方をフローチャートに沿ってお話していただき、必ずご家族にリスクを伝えて専門医に受診してもらうなどのトレーナーとしてのリスク回避なども合わせてお話してくださり、賠償問題も含めて、改めて「知らないことは罪なんだ」と思い知らされました。

また、安全指導の手引きに沿って話されたので、とても分かりやすく頸部外傷や熱中症などについても処置の方法を教えて下さり、再度スポーツ現場での我々の役割を再確認できる機会となりました。

最後に我々へのお土産として、日常的に目にする腰痛の多くの原因が仙腸関節にあることも触れられ、レントゲンの見方や触診のポイントなども教えて下さり、翌日から使える充実した学術研修会となりました。

学術研究会
学術研究会
太田広幸会員
研修会会場風景
学術研究会
学術研究会
新原先生の実技風景@
新原先生の実技風景A

 

学術研修会に参加した九州医療専門学校の学生の感想

1年T部 内野 祐之介

学術発表会に参加して印象に残った話しは新原 勇三先生の「柔道における頭部外傷・頚部外傷」です。
私は柔道をしていたので監督からは頭を突っ込むなと何回か怒られ試合でも反則負けをしたことがありました。その時はなぜ頭を突っ込んだらいけないかわからなかったのですが新原先生の講演を聞いて意味がわかりました。
もし柔道の指導者になったら気をつけていきたいと思います。

1年T部 塚本 修司

学術研修会に参加して自分が一番印象に残ってるのは柔道の練習中に起こってしまう頚椎の骨折.脱臼や頚髄損傷です。自分も小さい頃から柔道をしてきて試合や練習中に頭から突っ込んで首を痛めた事があるので自分に関わりのある事で興味をもちました。頚椎を痛めるのは初心者に多いとの事でしたがこれから柔道をする時は十分気をつけてしたいです。あと中学校や高校に練習に行き教える時は頭から突っ込まないような組み手や技の入り方も頭に入れて教えていきたいです。

3年T部 楠元 菜美

医療に携わる柔整師として、柔道などのスポーツ指導に携わる者として、怪我や事故がもし起こってしまった時の対応をどうすべきかとても勉強になりました。実際に起こると躊躇してしまいそうですが、患者さんの事を第一に考え行動することが結果的に患者さんの為にも自分自身の為にも最善なのだと分かりました。臨床の現場で行動が出来るよう訓練していきたいです。
腰痛の講話も興味深く、もっと講話を聴きたかったです。そして勉強していかないといけないなと感じました。

1年T部  野中 知子

先日行われました学術研修会に参加して、先生方の講演を拝聴し貴重な時間を過ごすことができました。
特に印象に残ったのは、柔道の授業中に生徒が熱中症や頸椎脱臼骨折などでの死亡事故が起きていることであり、柔道による重症頚部外傷の事故は特に中学1年生、高校1年生に多い事でした。
中学校での武道の必修化に伴い、これらの事故は避けられない事であり、その対策として普段の様子を観察することの大切さなど、様々な事を講演者の先生から学ぶことができ、大変勉強になりました。またこの様な機会がありましたら、時間の許す限り参加したいと思いました。

 

冬季学術研修会

八 尋 忠 利

平成23年3月18日に佐賀県柔整会館にて冬季学術研修会が開催されました。
今回は、九州医療専門学校の学生にも参加を呼びかけ、雨が降る中の開催でしたが、会員69名、学生62名、計131名になり会館が満杯状態でした。

一部
講師  辻 和弘会員
演題 「腰部捻挫に対するキネシオテープ固定」

二部
講師  隈本圭吾会員、平野弘道会員、永石知靖会員
演題 「東日本大震災救護ボランティア報告」
被災地(宮城県気仙沼)で同志である熊本県の先生と共に臨時救護所開設 名称は「九州整骨院」、「料金は笑顔」という事で活動され、その後の繋がりなども報告して頂きました。

三部(特別公演)
講師  武田康志先生 武田スポーツ整形外科クリニック(福岡市)院長
演題 「下肢のスポーツ障害早期発見のポイント復帰の際の注意点」
関東労災病院、サッカーJリーグチームドクター、福岡スポーツクリニックなどで扱ってこられた数多く症例の中で、明日の診療からすぐ役に立つものに絞って講演して頂きました。

スポーツ障害の早期発見には、常にどこかに発生機序がないかを考え、問診や触診、経過観察を注視することが重要だという事をいわれていました。
武田先生の気迫のこもった講演に会員も学生も真剣に聞きいっていました。休憩時間も取らずに予定した時間をオーバーしたにも関わらずあっという間に感じ、最後は拍手喝采のご講演でした。

今後も武田先生の熱意を感じながら診療に取り組んでいきたいと思います。

今回のように多くの学生と一緒に研修会を開催したのは初めてでしたが、お互いに刺激になって知識の向上になればいいなと感じました。

 

冬季 学術研修会に参加した九州医療専門学校の学生の感想

夜間部・2年  松隈  禎(まつぐま ただし)

腰部捻挫のテーピングの発表は、患者さんが自宅でも出来るような簡単な方法で良い結果を出してあり、自分でも実際に試してみたいと思いました。
東日本大震災のボランティアの報告は、柔道整復師としての技術を生かして社会に貢献し、柔道整復師の存在をアピールすることの大切さを実感しました。
武田先生のスポーツ障害の発表については、専門的で深い内容を分かりやすく説明して頂き勉強になりました。問診やインフォームドコンセントの大切さも再確認できました。もっと先生の話を聴かせて頂きたいと思いました。

昼間部・1年  井手 萌香(いで もえか)

今回の研修会に参加して柔道整復師になれば、これから先、東日本大震災のような震災が起きたとき、自分もボランティアができること、またどんなことができるのか知れて良かったです。
もし震災がおきれば、進んでボランティアに参加したいです。
そのために自分の技術・知識に自信を持って人に接することができるように頑張ろうと思います。

夜間部・1年  船越 和弘(ふなこし かずひろ)

先日の学術研修会に参加させていただき、勉強への意欲や柔道整復師としての心構えに関して、一段と気を引き締めるきっかけになりました。
まだ学生なので知らない知識、現場からのアドバイス(三角巾や松葉杖の件)、柔整業界の現状や将来像など色々と収穫のあるお話や出会いがあり、私にとって有意義な時間を過ごす事ができました。
これからも是非参加させていただきたいです。
また今回は学生にこのような貴重な場を提供していただき、ありがとうございました。

昼間部・1年  辻  実沙(つじ みさ)

私は、研修会に参加してみて興味をもったのは、東日本大震災のボランティア活動についての報告です。
もともとボランティアには、興味をもっていてスポーツ大会や老人ホームに出向いての活動に参加させて頂いたりしていましたが、被災地に出向いておこなうのは規模が大きすぎてイメージがつきませんでしたし、いっても邪魔になるのではないかとも思っていました。ですが、隈本先生をはじめ諸先生方のお話を聞いて柔道整復師にも、被災地に行けばできることがあるんだとわかり、嬉しくなったと同時に誇らしくなりました。
震災が起きた日には、まだ学校にも入学しておらず私にできることはないのだろうかと考え節電や、募金などをおこないましたが、いま一つ被災地の助けになっている実感はなかったのです。これから先、私が柔道整復師の資格を習得し、技術を磨き、もう二度と起きないことを祈っていますが大震災が起きた時に被災地に出向き助けることができるのだとわかり、今、私の目指してるものは様々な現場で必要とされている仕事なんだと改めておもいました。
他にもキネシオテーピングの効果的な使い方や武田先生の公演も臨床にそってお話しして頂き、今後の勉強にいかしていきたいと思いました。
先生方のお話はどれも勉強になりました。機会があれば参加してみたいとおもいました。
最後にこのような貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。

夜間部・2年  赤司真菜美(あかし まなみ)

震災ボランティアでは何が出来るのだろうと私自身も思ってしまったので大変興味深く聞いていました。
特別公演の下肢スポーツ外傷では半月板損傷や疲労骨折などの早期発見し、どのように選手を復帰させていくのか、ゆくゆくはスポーツに携わりたいのでとても勉強になりました。
貴重な時間を学生も参加させていただき、本当にありがとうございました。

昼間部・2年  森  周平(もり しゅうへい)

今回、冬季学術研修会に参加でき、とても勉強になりました。
被災地に行かれた先生方の経験の話を聞けたり、整形外科の先生によるスポーツ外傷の話など、普段聞けないことも聞くことができ勉強になりました。

昼間部・2年  山川 翔司(やまかわ しょうじ)

今回様々な話を聞いて、今日から使える事など為になる話を聞けたので今後に役立てて行きたいと思います。

昼間部・2年  増永 拳己(ますなが げんき)

冬季学術研修会に参加させていただきありがとうございます。
第一部の先生は、腰部捻挫についてのテーピングについて話をされ、色々な方法があるんだと思い質問したい事もたくさんあったので、次は疑問に思ったら質問したいです。

夜間部・1年  山下 修平(やました しゅうへい)

「柔整師の社会貢献が出来る事を実感し、医師との連携が必要不可欠だと感じました。」

夜間部・2年  永松 寛子(ながまつ ひろこ) 

今回の研修会を通して、患者の話をよく聞き、患部をよく見てよく触り、多くの経験を積み、正確な評価法を身に付けることの重要性を改めて痛感しました。また、評価の結果から、正確な診断を行う為には、まだまだ多くの知識を身に付けなければならないのだと感じました。そして、知識や技術を身に付けることにより、自信をつけ、今回の大震災のような非常事態の際にも対応出来る柔道整復師になれるよう努力していきたいと思います。